印鑑・はんこ

捨印は危険!知らない間に借金が増えるアブナイ印鑑の対処法等5項目

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みなさん捨印を求められたこと一度はあると思います。その捨印、実は悪用されやすいって知ってますか?事務作業のようにポンポン押していると大変なトラブルになることも・・・今回はそのあたりもご紹介します。

  1. そもそも捨印(捨て印・すていん)ってナニ?
  2. そんな便利な捨印の何が危険なの?
  3. 「捨印を押さないと受け付けない」と言われた時の対処法
  4. 委任状の捨て印は特に注意
  5. 「捨印は危険!知らない間に借金が増えるアブナイ印鑑」のまとめ

土地賃貸契約書4

 

そもそも捨印(捨て印・すていん)ってナニ?

「捨印」と書いてある契約書をよく見かけます。「形式上、押さなくてはいけない判」とか「捨印?捨てる印なの?」と疑問を持っている方もたくさんいらっしゃいます。

これは何に使う印なのでしょう。

 

訂正印の代わりに捨印を代用

契約書類を作成し、契約を交わした後になって誤字や脱字、微細な修正箇所が見つかった場合、それがたとえほんのわずかな訂正であろうと、訂正する箇所には訂正印を押さなくてはなりません

例えば東京に住んでいる方が沖縄に行って別荘を買う契約をしたとします。東京に戻ってきてから「書類に一文字の誤字があったので、訂正印を持ってもう一度沖縄に来てください」と言われたらどう思いますか?たったの一文字の誤字の為に、時間とお金をかけてもう一度沖縄に行くというのはあまりにムダなことですよね。

万が一こういうことがあるといけないので、あらかじめ欄外に押印し、「ある程度の不備は本人に連絡しなくても修正することを許可します」という意味を持つのが捨て印です。捨て印が押してあることにより、当人がわざわざ出向かなくても良いというとても便利な判なのです。

 

捨印と訂正印

 

訂正印とは
書類の訂正には、普通は訂正箇所を二本線で消し(元の文字が読める程度に)、訂正印を押してその近くに訂正文字を書きます。

一か所の訂正なら訂正印で簡単に訂正できますが、もしたくさんの訂正箇所があった場合は、契約書がハンコだらけになってしまいます。
訂正印

 

捨印とは

捨て印は基本的に押す位置に決まりはありません。訂正箇所のある項の空白の部分ならどこでも良いですが、一般的には右上に押すことが多いようです。この際、契約印と同じ判を用います

訂正が必要になった場合は、提出先が訂正箇所を直した上で「〇〇文字削除、及び〇〇文字追加」のように修正した文言を明確に記入します。
捨印

"訂正印から捨印

 

そんな便利な捨印の何が危険なの?

とても便利な捨て印ですが、便利だからこそ危険が潜んでいる可能性が高いのです。

捨印は合鍵みたいなもの

先ほど「微細な修正」や「ある程度の修正」を可能にする判だと説明しましたが、この「微細」や「ある程度」というのが問題で、法律上どこまで修正が可能かという制約は無いのです。さすがに全文ということはありませんが。

捨て印を押した書類は本人の確認なしにいくらでも修正や加筆が出来るようになります。どの部分をどの程度修正されるかわからないその書類は、もはや無法状態となります。そして怖いのが、被害に合ってから初めて改ざん気付くということ。

知らないうちに契約書の金額を一桁増やされたり不当な利子を付けられたりしてしまうこともあります。書類にむやみに捨て印を押すのはそれだけ、危険な行為なのです。

これは言うなれば相手に自分の家の合鍵を他人に渡してしまうようなもの。見ず知らずの他人に合鍵を渡すのは怖いですよね。勝手に家に上がり込んで部屋中を物色されてたら堪りません。

このようなことが起きないよう、余程のことでもなければ捨印を押さないという事を心掛けた方が良いでしょう。これは相手が本当に信頼できる友人だったとしても同じことです。「捨印を押す=改ざんされて損害を被る」ということを前提に、書類をよく読み、よく考えてから押して下さい。

借用書

 

「捨印を押さないと受け付けない」と言われた時の対処法

よくあるのが「捨て印もお願いします」とか「こちらの空白にも押して下さい」などと当たり前のように判を押すよう促されます。ほとんどは悪意もなく事務的な対応をしているのですが、これは拒否することは出来るのでしょうか。

捨印の拒否

書類に捨て印を押さなくてはならないという義務はありません。また捨て印を押してないからといって、その書類は無効になるということは決してありません

以前に私の先輩がネット銀行を開設する際「捨て印を拒否したい」とネット銀行に電話をしたことがありました。しかし銀行側は「捨て印を押さないと受理できない」の一点張りで話を一切聞いてもらえませんでした。

先輩は「受理できないわけがない」と捨て印を押さずに書類を郵送したところ、あっけなく開設できたそうです。

要するに、修正箇所が見つかった場合、返送する手間や時間、送料などが掛かるので、それを省くための捨て印だったのでしょうね。修正する必要のない書類でしたら捨て印は全く無意味の印になるということ。なので「捨てる印」と書いて「捨印」なのです。

 

stop捨印

 

「捨印の拒否」を受け付けてもらえない場合

こちら側が「捨て印は義務ではない」と知っていても、相手は知らない可能性があります。または知っていたとしても会社の都合上、捨て印がなければ絶対に受け付けないとしているところも多々あります。
このような場合には、

  • 訂正箇所が見つかったらこちらから足を運ぶと伝える
  • 予め捨て印であることを明記しておく
  • 記入した書類のコピーや写真をとっておく

などの対処をしてから書類を提出するよう心がけましょう。そうすることにより少しでもこちらに有利な証拠を残すことが出来ます。また、その行為をすることにより、相手にも用心深い人だということを印象付けることが出来ます。
証明写真

 

委任状の捨て印は特に注意

特に注意したい書類が委任状です。なぜかというと、捨て印による金額や期日の訂正はいかにも怪しく、悪徳業者からすれば実際にはあまり実用的ではありません。その点で委任状はとても狙われやすいのが現状です。

委任状とは

委任状というのは、ある事柄に対し自分の代理を立てて他人に任せるものです。身近な所では車の名義変更などに用いられています。自分の代理を立てるということは、「自分が全責任を持つからその事柄は代理人に全て任せる」ということになります。

委任状だけなら問題ないのですが、委任状に捨て印を押すという事は大変危険です。もしかしたら「その事柄自体を改ざん」されてしまう可能性もあります。極端な話、車検に出した車が売られてしまってたり・・・

委任状

↑これが、↓このように書き加えられてしまうかもしれません。

委任状

 

これはおまけですが、捨て印でなくても白紙委任状といわれる一部又は全部が空白になっている委任状には絶対に捺印してはいけません。

あなたの実印を押した白紙委任状に内容を記入し印鑑証明書と一緒に不動産会社に持っていけば、あなたの家や土地を売却することも可能になってしまいます。

 

「捨印は危険!知らない間に借金が増えるアブナイ印鑑」のまとめ

以上のことをまとめると、捨印とは

  • 些細な誤字・脱字を修正する訂正印のようなもの
  • 内容を改ざんされる危険性がある
  • 必ず押さなくてはならないという義務はない
  • 委任状には絶対に押してはいけない

ということです。
世の中には捨て印を事務的なものと考えているかたのほうが圧倒的に多いです。

ですが、悪用しようと捨印を狙っている人がいるという事を知って頂き、少しでも被害が減ると嬉しいです。

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